不妊鍼灸

婦人科系症状について

一般的な婦人科においての適応疾患は

・女性特有の臓器疾患(子宮・卵巣)

・月経不順

・内分泌異常

などが挙げられます。

妊娠適齢期には不妊の原因となる場合も少なくありません。

 

更年期においては

ホルモンバランスの崩れなどの内分泌異常が多くみうけられます。

鍼灸によって

各臓器の働き

女性ホルモンなどの分泌正常に近づくことによって

様々な症状改善が期待できます。

 

月経前症候群(PMS)

月経前症候群(PMS)とは?

月経3~10日間続く精神的あるいは身体的症状で

月経の月経の開始とともに軽快ないし消失するものを言います

原因

原因ははっきりと解っていませんが

女性ホルモンの変動が関わってると考えられています。

排卵から月経までの期間(黄体期)に

エストロゲンとプロゲステロンが多く分泌されます。

この黄体期の後半に

エストロゲンとプロゲステロンが急激に低下し

脳内のホルモンや

神経伝達物質の

異常を引き起こすことが原因と考えられています

 

しかし、脳内ホルモンや神経伝達物質は

ストレスの影響も受けるため

女性ホルモンの低下だけではなく

多くの要因から起こると言われています。

症状

・精神症状

情緒不安定  抑うつ イライラ  不安  眠気

集中力の低下  睡眠障害

・自律神経症状

食欲不振  過食  めまい  倦怠感

・身体的症状

腹痛  頭痛  腰痛  むくみ  お腹の張り 乳房の張り

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更年期障害

更年期障害とは?

「閉経後5年間」更年期と呼びます。

日本人女性の平均閉経年齢は

50歳から51歳と言われていますが

40代で閉経する人もいれば

56歳から57歳ぐらいまで月経がある方もいるそうです。

この結果から

おおよそ45歳から55歳くらいに

更年期を迎える方が多いと考えられています。

この時期に起こる

身体的、精神的症状によって

日常生活を脅かすような支障をきたす状態を言います。

原因

更年期障害は女性ホルモンの低下が原因とされています。

具体的には

更年期には、卵子の数が極端に減り

卵巣から分泌される女性ホルモンのひとつの

エストラジオールが急激に低下し

その変化を脳が感知し

反応を起こすと言われています。

症状

主な症状は

・身体症状

のぼせ  ほてり(ホットフラッシュ)

めまい  頭痛  吐き気 など

・精神症状

気持ちが落ち込む  無気力  憂鬱  不安を感じる など

 

ホルモンバランスの変化にうまく対応できず

自立神経失調も発症します。

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不正出血

不正出血とは?

ホルモンの異常や様々な病気により

月経以外に性器から出血することを言います。

原因

・炎症によるもの
病原菌の感染 萎縮性膣炎 子宮内膜症

 

・ホルモン異常によるもの
卵巣機能不全 月経異常など

 

・良性腫瘍
子宮頚部または内膜のポリープ 子宮筋腫

 

・子宮膣部びらん
若い女性に一般的にみられるものですが
子宮頸がんの初期のこともありますので注意が必要です。

 

・悪性腫瘍
子宮頸がん 子宮体がん 卵巣腫瘍 子宮肉腫 膣がんなど

 

・妊娠に関連するもの
流産  異所性妊娠

症状

新しい血液は赤色、古い血液は茶色、稀に黄色の出血もあります。

排卵期に起こる出血など病気ではないものもありますが

中には重大な病気の症状もあるので注意が必要です。

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子宮筋腫

子宮筋腫は珍しくない腫瘍で

30歳以上の女性の20%~30%に見られます。

悪性腫瘍(がん)ではありませんが

貧血や痛みなど様々な症状の原因となります。

 

複数個できることが多く、数や大きさは様々で

大きさやできる場所によって症状が違ってきます。

 

子宮の内側(粘膜下筋腫)、子宮の筋肉の中(筋層内筋腫)

子宮の外側(漿膜下筋腫)に分けられます。

原因

筋腫は卵巣からでるホルモンによって大きくなります

閉経すると逆に小さくなります。

症状

主に月経過多と月経痛になります。

月経以外の出血、腰痛、頻尿など

筋腫ができる場所によっては

不妊や流産しやすいなどの症状ががでます。

子宮の外側にできた腫瘍は

大きくなっても症状がでない傾向があります。

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子宮内膜症

子宮内膜症とは?

子宮内膜、またはそれに似た組織が

何らかの原因で

子宮の内側以外の場所で発生、発育する疾患。

 

20歳~30歳代の女性が発症することが多く

ピークは30歳~34歳と言われています。

卵巣、ダグラス窩(子宮と直腸のくぼみ)

仙骨子宮靱帯、卵管、膀胱子宮窩などに発症します。

稀に肺や腸にもできます。

原因

原因ははっきり解明されていません。

 

症状

痛みと不妊が代表的な症状で

子宮内膜症患者の90%は月経痛があると言われています。

 

月経以外でも下腹部痛、排便通、性交痛、などがみられます。

 

また、子宮内膜症患者の約30%に不妊があると言われています。

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